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ただでさえ密だったスケジュールに48時間の講義（＋事後課題75時間）を、自腹で参加費を払ってまでねじ込む自分に我ながら呆れたものでしたが、修了してみればその判断は大正解でした。

20年間のサラリーマン技術者生活の中で、様々なシーンで技術経営に触れてきたのですが、その都度唯我独尊的に、半ば強引に乗り切ってきました…

そんなわけで、技術経営に関する自らの知識は、どこかで聞き齧った話をパッチワークのように繋げていただけであり、いつ何時崩壊するとも限らない危うさは、当の本人がよく自覚していたところでした。

この講座は、そんな私のほつれかけた知識パッチワークを「普遍的理念」でしっかり糊付けしてくれるものになりました。

もがきながら体得した手法が間違っていないこと、そしてもっとスマートに結果を出す王道は結局無かったということを体系だてて講義いただいたおかげで、胸を張って技術経営を解説できる自信がつきました。

富士フイルムでの「知の探索」、トヨタ自動車での「知の深化」をそれぞれ体験し、東京工業大学でそれらの体験をアカデミックに体系だてた、言わば「両利きの技術経営」がここに完結しました。